おせちの意味でこんにゃくの由来は?2つあり願いを込めて食べよう!

おせちのこんにゃくについて、以下の疑問はありませんか?

  • 入れる意味はあるのかな
  • おせちに必要なのかな

「心を引き締め自己を律する」「縁を結ぶ」というふたつの意味があります。

昔からねじれた形の手綱こんにゃくは招福を象徴するものとなり、おめでたい席で食べる料理になっています。

おせちの食材の意味を知れば知るほど、たくさんの願いを込め、清らかな気持ちで新年を迎えられるでしょう。

私も調べていくと、昔の日本人は感謝の気持ちや家族への願いを大切にしていたのだな、と感動しました。

この記事の内容
  • こんにゃくに2つの由来がある事
  • それぞれの食材に込めた願い
  • 子供にも伝える方法

こんにゃく以外の由来もたくさん紹介しますので、今年の正月はぜひ子供にも伝えていきましょう!

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目次

おせちの意味でこんにゃくの由来は?男女にも2つある

おせちのこんにゃくには2つの意味があるのをご存じですか?

しかもおもしろいことに手綱こんにゃくは男女それぞれ違った意味があります!

  • 男性の由来は、心を引き締め自己を律する
  • 女性の由来は、良縁・円満を願う

おせちには真ん中に切れ込みが入れられくるりとねじった「手綱こんにゃく」がよく登場しますよね。

「手綱こんにゃく」は馬を操る手綱に見立ててその名がつけられたそうです。

こんにゃくは煮しめとして脇役にもなり、煮物では主役にもなるおせち料理にはかかせない食材です!

では、男女の違いをそれぞれみていきましょうか!まずは男性からです!

男性の由来は、心を引き締め自己を律する

男性の場合、「己の精神の心を律していつでも戦いに備える」という意味があります。

手綱こんにゃくの「手綱」は馬を操るためのものです。昔の日本は貴族や武士の権力の象徴として馬文化を発展させました。

手綱を締めることによって「心を引き締め自己を律する」という意味があるといわれています。

馬は武家社会の重要なシンボルとされていました。そのため、馬の手綱と男性を関連付けされ、手綱こんにゃくにもその意味がつけられました。

女性の由来は、良縁・円満を願う

女性にとって手綱こんにゃくは良縁を願う意味が込められました。

昔の日本は男女の縁は家柄に大きく影響され、親が結婚相手を選ぶ文化でした。

そのため特に女性は良縁を願い、円満な家庭を求めていたそうです。

「吉祥文様」とは縁起のいい意味をもつ柄のことですが、手綱こんにゃくの「結び目」はめでたい吉祥文様とされていました。

手綱こんにゃくには男女それぞれ縁担ぎの意味が異なり、これはおせちの中でもとても珍しい事です。

男女でもそれぞれ意味があるなんておもしろいですね!

おせちの意味の一覧はこちら!お重の詰め方も紹介

せっかくなのでこんにゃく以外の食材の意味の一覧を見ていきましょう!

おせちにはおよそ20~30種類の具材が入っています。それぞれに意味があり、願いが込められています。

それぞれの食材の意味の一覧を紹介していきますね!

意味を知る事でありがたさが増しますよ♪

代表的なおせちの食材の由来

ではさっそく食材の意味を見ていきましょう!おせちに入っている代表的なものをまとめてみました!

意味・由来
れんこん穴がたくさん空いていることから、見通しのいい1年を祈る
ごぼう土の中に根がしっかり張ることから、家業が土地に根付くことを願う
かぶ国花の菊は祝い事にかかせない花であり、繁栄・長寿を願う意味がある
紅白なます色合いが祝袋の水引のように見えることからおめでたい意味があり、大根とにんじんからは家族の土台を築く願いが込められている
伊達巻願う見栄えがよく、派手な意味があり、巻似ていることから文化の繁栄を願う
綿卵卵の黄身と白身が金銀二色に見えることから「綿」と語呂合わせされ、財宝の意味がある
栗きんとんきんとんを漢字に変えると「金団」になることから金運上昇の願いが込められている
田作りイワシを田んぼの肥料にしたことから豊作を願いが込められ、「子孫繁栄」の縁起も担いでいる
「たい」から「めでたい」にかけている
里芋土から掘り起こした時にたくさん子芋がつくことから「子宝」を願う
筑前煮たくさんの具材を一緒に煮ることから、家族が一緒に仲良く過ごせますようにという願いが込められている
ぶりぶりは出世魚と呼ばれていて、立身出世を願っている
えび「曲がった腰」と「長いひげ」が長寿を表している
目が飛び出していることから「目出たし」と連想され縁起物とされている
黒豆「まめに元気に働けますように」と無病息災の願いがある
紅白かまぼこ「初日の出」を連想され、新年にはかかせないものとされ、縁起ものとなっている
金柑「金冠」の字があてられ、「金銀財宝」の願いが込められている
くわい空にむかってまっすぐ伸び芽をだすくわいの姿を出世と見立てて、立身出世を願う
お多福豆たくさん福を呼ぶ願いが込められている
数の子たくさん卵がついていることから、「子孫繫栄」「子宝」の意味がある
昆布巻き「養老昆布」を「よろこぶ」と語呂合わせされている
両親の長寿と子孫繁栄の願いも込められている

一覧を見て、おせちのそれぞれの食材にこんなに意味があるのか!と思うのではないでしょうか。

意味を知ることで、今までなんとなく食べていたおせちがより特別なものになるでしょう。

全てを作るのは大変ですが、これなら作れる!という食材を見つけて挑戦しみてはいかがですか?

お重の詰め方にも決まりがあるのかな?

食材に意味があることを知ったあなた、お重の詰め方も知っておくとなおいいでしょう!

お重は本来、5段が主流でしたが、現在では4段、3段と簡素化され、1段のおせちというのも出てきました。

昔ながら受け継がれている詰め方を知り、美しく見栄えのよくなる方法を知っておくといいでしょう。

段ごとに説明していきますね。

1段目(初の重)の詰め方

重箱の一番上の初の重は入る具材の種類がいちばん多く、できるだけたくさんの具材を隙間なく詰めていくことがポイントです。

お重を開けた時に一番目に入る段ですので、お正月らしい口取りなどを詰めます。その他にも伊達巻、紅白かまぼこ、錦卵などの縁起物を詰めていき華やかさを出します。

2段目(二の重)の詰め方

2段目は焼き物を中心に入れます。ぶり・鯛・海老などの縁起のいい海の幸の焼き物を詰めていきます。

メインの食事が入った段になりますので、食べ応えをつけるためにたくさん種類を入れるより、具材の量を多くするといいでしょう。

魚以外にも、焼いた肉類・フライ類を入れる場合も2段目に詰めるといいでしょう。

3段目(三の重)の詰め方

3段目は筑前煮などの山の幸を詰めます。煮物のみの段と思ってもいいでしょう。煮物をたっぷりいれるのが基本です。

色合いを出したい時は葉物を散らしたりするときれいですよ。

では、こんにゃくはお重の何段目に入っているのかご存じですか?

地域によって違いはありますが、煮物料理として3段目に入れることが多いですよ。

3段目(三の重)には、「家族みんなが結ばれますように」という願いが込められています。

3段目は家族への願いが込められているのですね!

4段目(四の重)の詰め方

4段目は箸休めになるように日持ちのするものを詰めます。

紅白なます・菊花かぶは、この4段目にいれるといいでしょう。

5段目(五の重)はあえて空の状態に

5段目は、年神様から福を授かる場所とするため、あえて空の状態にしておきます。

たくさんの福をいれるために何もいれないようにするのが習慣となっています。

しかし地方によっては入りきらなかった料理や、家族の好きな料理などを入れる為に使うこともあります。

5段目は幸せを授かる場所なのですね!

おせちの意味を知っていくととても日本人らしいすてきな習慣があることがわかりました。

このことはぜひ子供たちにも伝えていきたいと思いました。

そこで、子供たちにもわかりやすく説明できるポイントをまとめてみました。

おせちの意味を子供向けに解説!願いを伝えよう

おせちの意味を子供にも分かるように伝えていきたいですよね。以下の順で解説していきますね。

  • おせちを食べる意味を伝えよう
  • おせちの歴史
  • 子供におせち作りを手伝ってもらおう

日本の伝統的な文化を子供向けにわかりやすく解説していきますね!

おせちを食べる意味を子供向けに解説

まずはおせちを食べる意味を伝えていきましょう。子供向けに説明しますね。

神様に、「いつもありがとうございます。神様のために作りました。今年もどうかよろしくお願いいたします」と願いを込めて食べるもの

このように正月にみんなで願いを込めてお祝いするのだよと、伝えましょう。

また、重箱にも意味があることもこのように教えてあげましょう。

重箱に入れることは、すてきなことが重なり、幸せが積み重なっていくことを願う思いが込められている

最近では1段のものもありますが、本来は5段でできているのだよと話してみてくださいね!

歴史好きの子供におせちの起源を次で解説していきますね!

おせちの歴史

おせちが始まったのは弥生時代からと言われています。

中国から季節を体系化する「暦」が伝わり、「節」を季節の変わり目とする文化が広まりました。

そして「季節の変わり目」ごとに神様に収穫の感謝を示すためお供えをするようになり、その習慣を「節供(せちく)」と呼ばれ、次第に定着していきました。

そのお供え物のことを「御節料理」と呼ばれており、段々と現代の「おせち」となったと言われています。

奈良時代~平安時代におせちが定着していき、江戸時代になって一般的にも広まるようになりました。

お重に詰めるおせちができたのは明治時代といわれています。

「箱を重ねる」ことを「めでたさを重ねる」という意味を込めて重箱が作られたと言われています。

神様に収穫の感謝を示すお供えから今のおせちになっていったのです!

子ども向けに説明しましたが、おせちについてお子さんと話しができるといいですね!

そして作る機会があればぜひ手伝ってもらいましょう!きっと思い出に残るでしょう。

子供におせち作りを手伝ってもらおう

作る機会があれば、お子さんにもぜひ手伝ってもらうといいでしょう。

正直自分で作ったほうが早いかもしれませんよね、私もいつもそう思います。

しかし、それぞれの食材にこめた意味を話しながら作ることで今まで食べてこなかった食材も食べられるようになるかもしれません。

砂糖の量を測る、だけでもいいので手伝ってもらいましょう♪

まとめ

  • おせちのこんにゃくの意味は2つあり、「心を引き締め自己を律する」、「良縁・円満を願う」という由来がある
  • おせちによく見る手綱こんにゃくは男女それぞれ縁担ぎの意味が異なり、このことはとても珍しい
  • 男性の場合、「己の精神と心を律していつでも戦いに備える」、女性の場合、「良縁を願う」という由来がある
  • こんにゃくを重箱の3段目にいれることは「家族がみんな結ばれますように」という願いが込められている
  • おせちの意味の一覧で20種類の食材の由来を解説
  • 重箱に詰める方法を段ごとに説明
  • おせちの意味を子供に分かりやすく説明すると、「正月にみんなで新年の願いを込めてお祝いする」ということ

おせちのこんにゃくについて調べると、とても奥が深いことが分かり、無くてはならないものだったのだと再確認することができました。

新年の始まりに家族そろって感謝の気持ちを持ち、「今年もよろしくお願いします」という願いを込めて食事をとるなんて、とても素敵ですね!

ぜひ子供たちにもこの素晴らしい日本の文化を受け継いでいってほしいと思います。

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