飛行機で海外へ行くときにこんなことを思ったことはありませんか?
- カイロは海外へ持って行けるの?
- 国際線は預けたほうがいい?それとも手荷物がいい?
使い捨てカイロは預ける荷物も機内への持ち込みも大丈夫です
他に、電気カイロは電池か充電かで対応が変わりますし、オイルカイロは飛行機に持って行くことが出来ません。
使い捨てカイロの原料には鉄の粉が使われているので、金属探知機が反応してしまうことがあるので注意が必要です。
私はカイロを貼ってゲートを通過したら反応してしまい、たくさんの人の前で服をめくらなければいけなくなり恥ずかしい思いをしたことがあります。
- 使い捨てカイロの場合
- 電気カイロの場合
- オイルカイロの場合
- 国際線と国内線は対応が異なるのか
これを読めばカイロをもって国際線でも安心して旅行に行けますよ♪
この充電式カイロは、モバイルバッテリーとしても使える優れものです!
飛行機に乗るときは、預け荷物には入れることが出来ないので必ず機内に持ち込みましょう!
カイロを持って飛行機で国際線にのるなら使い捨てが便利!
国際線では、使い捨てカイロなら預けの荷物も機内持ち込みも両方OKです
ここでは貼らないタイプ・貼るタイプに分けて、飛行機に持って行くときに気を付けたいことを説明します。
- 貼らないカイロの場合
- 貼るカイロの場合
テロ対策のために国際線には世界共通で、預ける荷物と手荷物について厳しい制限が設けられています。
刃物などの危険物、液体の持ち込みにも厳しい制限がかかっていますので、出発前に必ず確認をしましょうね。
貼らないカイロの場合
機内へ持ち込む場合は封を開けてしまっていても大丈夫!
使い捨てカイロの原料は鉄の粉が主に使われているので、金属探知機に反応してしまうことだけ頭にいれておきましょう。
海外ではカイロの認知度が低いため、国際線で乗り継ぎをする空港の手荷物検査で止められて没収されてしまうケースもあります。
検査員の方に英語で説明を求められてしまったときは、使い捨てカイロという意味の「Disposable Heat Pad」と答えるといいですよ。
また海外の航空会社も日本同様の検査基準を採用しているところが多いです。
不安がある場合は事前に問い合わせをするといいですね。
また使い捨てカイロは消臭などの再利用が可能です♪使い捨てカイロを使用する方はこちらの記事も読んでみてくださいね!
貼るカイロの場合
貼るタイプは持ち込み荷物の検査が終わってから貼りましょう
使い捨てカイロは金属の粉が原料で、金属探知機に反応してしまう場合があると先ほど説明しましたね。
カイロを貼ってゲートを通過するときに反応してしまい、空港保安員の方に服をめくり見せなければいけなくなってしまいます。
しかも、同じ飛行機に乗る方たちのいる前で見せなければいけないのです(涙)恥ずかしいですよね。
行く前から嫌な気持ちにならないためにもゲートを無事に通過してから、飛行機に搭乗する前にカイロを貼ることをおススメします。
飛行機の座る席によってはカイロが必要ないくらい温かいこともあるので、座席についてから考えてみてもいいですね。
次に電気カイロは飛行機に持って海外へ行けるのか説明します。
電気カイロを飛行機に持ち込みする場合は注意が必要!
電池式・充電式ともに機内への持ち込みOKです
アルカリ乾電池のカイロであれば預けも持ち込みも可能ですが、リチウム電池・リチウムイオン電池は含有量2g以下という決まりがあります。
充電式はモバイルバッテリー機能のあるものが多いのですが、予備バッテリー扱いになるので預けることは出来ません。
また、ワット数によっては飛行機内へ持ち込むことも出来ないので事前に確認してくださいね。
モバイルバッテリー機能のあるカイロ | 預け荷物 | 機内持ち込み |
ワット時定格量100Wh以下 | × | ○ |
ワット時定格量100Wh以上160Wh以下 | × | ○(2個まで) |
ワット時定格量160Wh以上 | × | × |
預け荷物の検査場で止められ検査員に荷物を見られるリスクを避けるためにも、初めから機内へ持ち込むことをおススメします。
モバイルバッテリー機能がない充電式カイロであれば、電源を切ることで預けることも可能になりますよ。
今まで使い捨てカイロしか知らなかったので、充電が出来るカイロがあることに驚きました。エコに良いですね!
なぜモバイルバッテリー機能があるカイロは預けることが出来ないのか、次で説明します。
預けが駄目な理由
リチウムイオン電池は少しの衝撃で発火する恐れがあるため、貨物の中で火の手が上がっても気付きにくいからです。
先ほども言いましたが、モバイルバッテリー機能がある充電式カイロはリチウムイオン電池が使われていますね。
パソコンなどもリチウムイオン電池のバッテリーなのに預けられるのはどうして?
本体に入っていれば予備バッテリー扱いにならないからです
パソコンや携帯電話、デジタルカメラにもリチウムイオン電池のバッテリーが入っていますが、本体に入っていて主電源が切ってあれば預けることが可能です。
充電式カイロはそれ自体が予備バッテリー扱いなので、電源を切っていても飛行機に預けることは出来ません。
デジタルカメラの本体に入っているバッテリー以外に予備で持っている場合は、予備バッテリー扱いになるので預け荷物に入れることは出来ません。
手荷物が多くなるので預け荷物に入れたい気持ちだと思いますが、スムーズに検査を受けられるように飛行機内へ持っていきましょう!
私は空港保安員として乗客の荷物を検査していたことがありましたが、預け荷物に入れることができないというのを知らない人が多かったです。
どのぐらいの割合かというと、5人に1人は預け荷物の中に入れてしまっているという印象でした。
素直に応対してくれる方もいれば不機嫌で怒ったりとさまざまな方がいましたが、お互いに気持ちよく終わりたいのになぁと思った経験があります。
次にオイルカイロは飛行機へ持って行けるのか説明しますね。
コンパクトでかさばらないので旅行にピッタリ!モバイルバッテリー機能があるので緊急のときに便利ですよ。
ワット時定格量100Wh以下なので、個数制限なしで機内へ持ち込めるのもいいですね♪
オイルカイロは飛行機の預け荷物も持ち込みもNG!
オイルタイプのカイロは預け荷物も持ち込みも出来ません
贈答用やお土産などで包装や梱包がされている新品の場合は、預け荷物も持ち込みも可能です。
使用したことがあるオイルカイロは、オイルが空でも飛行機に持って行くことが出来ませんので注意しましょう。
なぜならオイル式カイロの燃料として使われている「ベンジン」が危険物に指定されているからです。
どうしても持って行きたいのであれば、替え綿を抜き本体を綺麗に洗浄しなければいけません。
燃料は現地で調達するようになりますが、帰るときも綿を抜き綺麗に洗浄しなければいけません。
私が空港保安員として働いていたときにオイルカイロを見る機会はありませんでしたが、数年に1度忘れたころに持ってくる方がいると聞きました(笑)
また、ライターは少量のオイルなので預け荷物はダメですが、1人1本だけ持ち込むことが出来ますよ。
オイルカイロは飛行機への預け荷物も持ち込みも出来ないと説明しましたが、どのようなものか少し紹介します。
オイルカイロについて
登山やキャンプなどのアウトドアで使われることが多いです
ベンジンを入れれば繰り返し使える環境に優しいカイロになります。
ベンジンの気化ガスが中に入っているプラチナと接触して発熱し温かくなる仕組みです
使い捨てカイロの約13倍の熱量があり、発熱温度も一定しているので寒い地域やアウトドアで重宝します。
また、25ccという少ないオイルで最大で約24時間保温が出来るとても低燃費なカイロなのです!
気を付けたいのは、燃料を使いきるまでは消すことが出来ないという事です。
どうしても消したい場合は火口を外すしかないのですが、まだベンジンが残っていて高温になっているので注意が必要になります。
燃料が無くなるまで使わなければいけないとなると、普段使いには向かないのかもしれませんね。
以前、殺虫剤を大量に預けようとした海外の方がいたのですが、害虫駆除目的のものは危険物扱いになるので全て没収されてしまったことがありました。
飛行機に持って行けるのか、買う前に確認することが大切だなと改めて思った出来事でした。
カイロの種類ごとに飛行機に持ち込んで海外へ行けるのか説明しましたが、国内線ではどうなのか次で紹介します。
カイロを飛行機へ持ち込むのは国内線も国際線と同じ!
国内線も国際線と同じ扱いになります。
日本国内でも海外でも飛行機に乗るのは同じです。なので、行く場所によって危険物が変わることはありません。
電気カイロのワット数も国内線だからという理由で変わったりしません。
オイルカイロも同様にベンジンが危険物に指定されているので、飛行機へ預けることも持ち込むことも出来ません。
国際線と1つ違うところがあるとすれば、国内線はカイロを知らない人がいないことです!
検査員から「これは何?」と言われることもないので気軽に飛行機へ持って行くことが出来ますね♪
まとめ
- 使い捨てカイロは貼るタイプ、貼らないタイプどちらも海外へ持って行ける
- 貼るタイプのカイロはゲートを通過してからがいい
- 電池式カイロは乾電池タイプなら飛行機への預け・持ち込みOK
- リチウムイオン電池の場合は含有量2g以下であれば預け・持ち込みOK
- 充電式カイロはモバイルバッテリー機能があると予備バッテリー扱いで機内のみ
- バッテリー容量によっては個数制限2個までと決まっている
- モバイルバッテリー機能がない場合は電源を切れば預け・持ち込みOK
- リチウムイオン電池は少しの衝撃で発火する恐れがあるので預けることが出来ない
- オイル式カイロは燃料が危険物なので飛行機への預け・持ち込み不可
- 贈答用やお土産で包装、梱包されている新品であれば預け・持ち込みOK
- 国内線も国際線と同じ扱いになる
カイロも充電が出来て繰り返し使えるエコなものに進化していて驚いてしまいますが、さまざまな航空会社もそうした変化に対応できるようこまめにルールが改訂されています。
前回海外へ行くときに持ち込めたから大丈夫と思わずに、事前に利用する航空会社に確認をするといいですね。
防寒対策として重宝するカイロは、飛行機内でも現地の海外でも楽しい旅をサポートしてくれる強い味方です。
使い捨てカイロのようにゴミも出ないので環境に良くお財布にも優しい。寒さが苦手な人の強い味方です!
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